椿油(カメリア・オイル:camellia oil)とは、ツバキ属ツバキ科に属する各種のツバキの種子から採取される植物性油の総称です。日本で椿の代表といえば、「ヤブツバキ」。冬から早春にかけて花を咲かせます。もともとヤブツバキが日本の椿の代名詞となったのは、石油のない時代に貴重な油を採取するのにその大きな種子が適していたからともいわれています。
椿油と日本人との関わりは1200年前の万葉集の時代まで遡ります。当時から椿油は食用、灯用、化粧用等、私たちの生活において様々なシーンで使われてきました。そのため、椿は古来より園芸だけでなく、重要な油用植物として扱われてきました。それから江戸時代に時を移し、椿油は整髪料として巷に普及します。
人肌にもっとも馴染みやすい「椿油」の成分
肌に潤いを与える皮脂の成分で最も多く含まれているのが「オレイン酸」。その割合は約40%を占めています。多く含まれているということは、それだけ髪や肌になじみやすく、浸透度も高いという訳です。
椿油はこのオレイン酸を多分に含んでおり、同じ植物性油でアロマ・マッサージ等に使われることで有名なオリーブオイルと比較しても、オリーブオイルが約75%に対して、椿油はなんと85%以上もオレイン酸を含んでいます。つまり、椿油は、髪や肌の健康を保つことにおいて、低刺激で油分補給に最適といえるのです。

髪と肌を乾燥から守る「椿油」
椿油も「油」の一種ですが、肌につけてもサラサラ。その秘密は、椿油の主成分オレイン酸が「不乾性油」だからです。不乾性油は、空気にさらしていても酸化せず固まりにくい性質を持っています。これに対し、空気にさらしておくと徐々に酸化して固まる油のことを「乾性油」といい、これは油絵具やニス等で利用されます。それゆえ、オレイン酸をたっぷりと含んだ椿油を髪や肌につけることは、水分の蒸発を防ぎ、保湿性を持続して、乾燥を防ぐ効果があります。

日常で活きる椿油のさまざまな効果
オリーブオイルが欧州(特にイタリア地中海地区)において、古くから肌や髪の美容や食用に使われてきた習慣があるように、日本でも古来より、椿油が使われ続けてきました。このオレイン酸を多量に含む椿油が現代の私たちの生活において見直されてきています。その椿油のもつ様々な効果を下記のようにまとめてみました。
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